事業報告

2011年度事業報告について 

1.法人の概要

(1)法人名等

 

学校法人名 理事長名 郵便番号 所在地 電話番号
鶴学園 鶴    衛 731-5193 広島市佐伯区三宅2-1-1 082-921-3121

 

(2)設置学校・所在地等

設置学校名 学校長名 所在地/電話番号 設立年月日
広島工業大学 鶴    衛 〒731-5193
広島市佐伯区三宅2-1-1
TEL: 082-921-3121
1963年1月21日
広島工業大学高等学校 玉田 康荘 〒733-0842
広島市西区井口5-34-1
TEL: 082-277-9205
1958年2月17日
広島なぎさ高等学校 角島  誠 〒731-5138
広島市佐伯区海老山南2-2-1
TEL: 082-921-2137
1965年3月25日
デネブ高等学校 田中 彰 〒730-0811
広島市中区中島町5-4
TEL: 082-544-1220
2000年3月31日
広島なぎさ中学校 角島  誠 〒731-5138
広島市佐伯区海老山南2-2-1
TEL: 082-921-2137
1961年3月27日
なぎさ公園小学校 白岩 博明 〒731-5138
広島市佐伯区海老山南2-2-30
TEL: 082-943-0001
2003年2月14日
広島工業大学専門学校 田中 彰 〒733-8533
広島市西区福島町2-1-1
TEL: 082-295-5111
1984年1月14日

(3)設置学校の学生・生徒・児童数(2011年5月1日現在)

広島工業大学学部
学部名 入学定員 入学者数 収容定員 収容現員 学科名(入学定員)等
工学部 580名 624名 2,240名 2,345名 電子情報工学科(80名)
電気システム工学科(90名)
機械システム工学科(120名)
知能機械工学科(90名)
都市デザイン工学科(80名)
建築工学科(120名)
情報学部 290名 327名 1,160名 1,330名 情報工学科(110名)
知的情報システム学科(100名)
健康情報学科(80名)
環境学部 210名 179名 920名 803名 環境デザイン学科(120名)
地球環境学科(90名)
学部合計 1,080名 1,130名 4,320名 4,478名  
広島工業大学大学院
研究科名 入学定員 入学者数 収容定員 収容現員 研究科名等
工学系研究科博士前期課程 50 52 100 129 電気電子工学専攻
機械システム工学専攻
建設工学専攻
情報システム科学専攻
環境学専攻
工学系研究科博士後期課程 8 0 24 3 知的機能科学専攻
研究科合計 58名 52名 124名 132名  
設置学校名 入学定員 入学者数 収容定員 収容現員 学科名(入学定員)等
広島工業大学高等学校 320名 277名 960名 785名 全日制課程・普通科
広島工業大学高等学校 240名 27名 240名 27名 通信制課程・普通科
広島なぎさ高等学校 200名 228名 600名 595名 全日制課程・普通科
デネブ高等学校 - - - - 通信制課程・単位制課程
※2011年11月廃止
広島なぎさ中学校 200名 205名 600名 624名  
なぎさ公園小学校 90名 84名 480名 482名  
広島工業大学専門学校 460名 203名 880名 444名 専修学校・専門課程

(4)役員数(2011年4月1日現在)・・・理事11名、監事2名

役職 氏名  
 常勤理事(代表) 理事長 鶴    衛 学園総長・広島工業大学学長
 常勤理事 坂本 孝徳 学園副総長
 常勤理事 玉田 康荘 広島工業大学高等学校校長
 常勤理事 角島  誠 広島なぎさ中学校校長
高等学校校長
 常勤理事 白岩 博明 なぎさ公園小学校校長
 常勤理事 田中 彰 広島工業大学専門学校校長
デネブ高等学校校長
 常勤理事 酒井 範男 学園理事
 常勤理事 松谷 英明 学園理事
 常勤理事 小田 哲生 学園法人局長
大学事務局長
 非常勤理事 河野 徳男 (財)広島県体育協会常任顧問
 非常勤理事 高橋 正光 会社会長
 常勤監事 藤本 武則 学園監事
 非常勤監事 三島  豊 会社社長

*評議員27名

(5)教職員数(2011年5月1日現在)・・・非常勤教職員は含まない 

設置学校名 教員 職員
広島工業大学 174名 113名
広島工業大学高等学校 50名 5名
広島なぎさ高等学校 37名 5名
デネブ高等学校 0名 0名
広島なぎさ中学校 38名 -
なぎさ公園小学校 35名 6名
広島工業大学専門学校 31名 11名
法人局 0名 23名
学園合計 365名 163名

2.運営体制

定期理事会を、毎年3月(当初予算・運営計画等)及び5月 (決算・運営報告等)に、また、補正予算等にかかる理事会を1月に開催している。なお、その他に理事会は毎月1回以上開催し、学園運営にかかる重要事項を審議しており、迅速な意思決定や執行を行っている。また、所定の重要事項については予め評議員会に諮問を行っている。

3.学園の教育理念

建学の精神「教育は愛なり」を普遍の教育理念とし、人格の完成を目指し、己を制御し、「常に神と共に歩み社会に奉仕する」ことのできる人間の育成を教育方針としている。

4.学園の教育目標

教育理念を実現するために教育目標として次の4点を定め、教育実践を行う。

  1. 自ら学び・考え・行動して問題解決できる課題探求能力を育成する。
  2. 創造力育成のため、自発性、探究心、柔軟性、持続性・自己統制力等基礎的能力の涵養を行う。
  3. グローバルな視点から物事の判断が出来る資質・能力の涵養、とりわけ、コミュニケーション能力としての語学力や自己発信力を育成する。
  4. 倫理観の涵養と組織内の人間関係を調整する能力やモラール(士気)の向上を図る能力等を養成する。

 

5.事業概要

(1)広島工業大学

  • 大学創立50周年記念事業計画として、9月17日に三宅の森Nexus21デネブホールにおいて、音楽指揮者大植英次氏を講師に記念講演を、引き続きリーフガーデン及びアゼリア広場で「感謝の会」を開催した。また、50周年記念誌『原点、そして未来へ』を出版した。さらに、教育環境の整備として、グリーンフィールドH.I.T.の人工芝化、クラブハウスの移転、エスキーテニス及びアーチェリー練習場新設を行った。
  • 「医療」や「食」の技術で、「いのち」を支える学部として、平成24年4月に生命学部を開設予定である。生命学部は、「技術」の力で「医療」をサポートする「生体医工学科」と、「食」と「バイオ」のプロフェッショナルを育成する「食品生命科学科」の2学科で構成される。
  • イリノイ大学との学生交換留学プログラムに関する協定では英語力の不足している本学派遣学生の参加をしやすくするために派遣に関する新しいプログラムを追加し、瀋陽航空航天大学との学生交換留学プログラムについては受入留学生に「学習記録(ステップ目標)」を設け学習・生活支援の充実を図った。さらに、研修時期に幅を持たせ学生が参加しやすくする目的から、夏季に実施するカナダ トリニティ・ウエスタン大学での英語短期研修プログラムを新たに開設することになった。
  • 教育学習支援システムHITWebの出席情報管理システムを本稼働させ修学情報を提供できる環境が整備されたことで、授業等を連続して欠席する可能性のある学生を把握することができるようになり、早期の学生指導・対応が可能になった。また、保護者会などで学生の出席情報の連絡がスムースに行えるようになった。
  • 教育条件の整備(第二期整備事業)として1号館撤去、新2号館・新3号館の耐震診断を行った。

 

(2)広島工業大学高等学校

  • 全日制課程の教育の中身の改革を目指し、生徒一人ひとりの目標現実に向けた特色ある教育を展開するために、平成24年度入学生から2類型4コース制とするカリキュラム変更のための検討を行った。
  • 通信制課程(エンカレッジコース)は27名の新入生を迎え、「テーマ型追求型ひとり学び」、そして沼田キャンパスの豊かな自然な中で学ぶ体験型学習といった新タイプの通信制教育プログラムの展開を開始した。教育プログラムはEncourage(励ます・勇気づける)をさらに具現化するために、試行錯誤し続ける1年となったが、授業の中身ではその特徴を発揮することができた。
  • 広島工業大学への進学者は129名となり、今後の広島工業大学との連携に弾みをつけるものとなった。広島工業大学専門学校への進学は11名であった。
  • 教職員の教育力向上を図るため研修方法の見直し改善を行った。研修会において各教職員が教育の実践に基づく研究発表を行うことで、教員の発表能力を高めると同時にお互いの知識や教養の共有を図ることができた。
  • 学力の向上を図るとともに、教員と生徒との間がより身近となるように、教員室の担任配置や進路指導室といった教員室、特別進学コースの教室の配置の見直しを行った。
  • 環境教育の一環として、校庭には数々の草花を植えており四季に亘り花が咲いている。例年5月には本校南側フェンス沿いのバラが満開を迎える。この美しく咲き誇るバラの花を校内からも観賞していただけるように、地域への学校開放の取り組みとして5月14日に「バラ祭り」を開催した。350名を超えるお客様が来校され、本校の教育活動の一端を紹介することができた。

(3)広島なぎさ中学校・高等学校

  • 平成24年から実施の週6日制型カリキュラムとその運用に向けた準備を完了するとともに、高等学校の新指導要領数学・理科の先行実施に向けた準備を完了した。また、中学3年生での実力テストの実施と学力幅に対応する数学・英語のクラス編成などの工夫など12カ年生1期生の高校接続の具体的な展開が完成し、12カ年生2期生以降の系統性の見通しが立った。
  • 「生徒の可能性を最大限に引き出す進路実現」を目指した進学指導体制を構築するにあたり、模擬試験対策を通した本校独自の学習トレーニングシステム「なぎさ式」を外部企業とともに共同開発・導入するとともに、従来より利用してきた進学指導支援のFineシステムの全校的利用促進に向けた拡大導入の道筋と研修を完了するなど、体制を整えた。
  • 特色教育の点検をほぼ完了し、高校2年生の研修旅行先「パラオ」コースの開発や中学校の技術・家庭科の組換えた特色授業「彩」の開発など改善に向けて前倒しで年度途中より着手したものもある。
  • 大学合格状況は、医学部医学科4名を含む国公立大学に延べ78名、関関同立132名を含む私立大学に延べ479名、が合格した。
  • 十分な校長面接を通した教員評価における個々の目標設定が明確な目標意識の醸成につながり、教材開発や教授法の開拓や深化など教育力向上と評価できるに至った。

(4)なぎさ公園小学校

  • 「なぎさスタイル」(五感を使う、本物に触れる、季節感を味わう、さまざまな文化を育む)と呼ぶ本校独自の特色ある教育内容を充実させるため、4つの教育目標の達成に向けた各授業や行事の点検と実践を行うことができた。
  • 「子どもの人生に責任を負う」(本校の教育指針)という覚悟を持った教員としての資質と意識を高め、授業力向上を主眼とした教育力向上を図るための年間を通じた有効な研修に取り組んだ。中でも、文化庁の派遣授業である「リーダース・シアター」(朗読劇)の研修は収穫の多いものとなった。
  • 児童の学力向上を主要な目的として、教科と学年における教員間の組織的な連携を図るため、定期的な学年ミーティング(当該学年の授業者は全員参加)を行った。特に低・中学年での連携の強化を図ることができた。
  • 学園研修施設を利用して展開するなど、本校オリジナルの体験的な学習プログラムである「なぎさアドベンチャープログラム」(NAP)を生かした、6年間の自然体験教育プログラム構築の方向性を示すことができた。
  • 3学級体制となって3年目、学級数増による教室配置換え計画やそれに伴う環境整備について、完成期となる平成26年度を見据えた検討と立案が整った。

(5)広島工業大学専門学校

  • 高度資格取得については、情報系学科で「基本情報技術者」に11名、「応用情報技術者」に1名が合格した。建築士専攻科では、「2級建築士」に23名が合格した。電気工学科では、「第三種電気主任技術者(科目)」に3名が合格した。また、測量系学科では、「造園施工管理技士」に3名、「ビオトープ施工管理技士」に2名が合格した。なかでも、2級建築士の合格率は67.6%と高く、全国平均の24.8%を大きく上回った。
  • ホンバン国際大学(ベトナム)及びシンガポールポリテクニック校との連携により、ベトナム研修旅行に3名、シンガポール研修旅行に9名、海外インターンシップ(五洋建設シンガポールでの就業体験)に1名参加させることができた。グローバル人材育成のために大変有効なプログラムとなっており、学生の満足度も非常に高かった。
  • 基礎学力の向上はもとより、就職意識の向上と技術教育の充実に取組み、97.4%の就職内定を得ることができた。また、進学者は43名で、そのうち「建築士専攻科」へ31名が進学し、広島業大学へは10名が編入学した。
  • 機器のデジタル化や企業ニーズに対応させたカリキュラムとするため、「音響学科」「映像学科」の2学科を「音響・映像メディア学科」として統合することができた。就職にあたっては、音響と映像の両分野の専門知識を有していることが強みとなると期待している。

(6)法人局

  • 平成22年度に設置した人事・給与制度等改革検討プロジェクトは2年目に入り、給与制度の一部を大綱案としてまとめることができた。しかし、所期のスケジュールに沿った制度設計の構築には至らなかったため、平成24年度に向けてプロジェクト構成員の見直しを行い、大綱案の策定に取り組むことになった。
  • 経営事務職員の業務遂行能力向上を目的として、8月に組織目標に連動した個人目標の設定と目標管理の手法について研修会を実施した。更に、管理職を対象として、10月と3月の2回に分けて、組織力向上を図るための業務改善研修を行った。
  • 10カ年の財務シミュレーションを行うことにより中長期的な収支状況を把握し、かつ、各会計単位の協力を得て経費の効果的執行と削減を図ることができ、流動比率が10%増加した。
  • なぎさ公園小学校をはじめとする児童・生徒募集広報活動の多角化を目的として、ホームページ、書籍及びパンフレット等の広報用媒体を総合的に検証・検討し作成した。
  • 同窓生、保護者、本学役員、教職員、篤志家及び法人を対象として、平成18年度から実施した学園創立50周年記念募金事業の最終年度となった本年度は、約120万円の寄付が集まり、募金総額は424,391,560円となった。

6.財務概要

  • 平成23年度の帰属収入は102億956万円余であり、前年度より3.7%の増収となった。主な収入内訳は学納金収入79億896万円余(前年度比101.0%)、補助金収入14億7,446万円余(前年度比107.9%)である。
  • 一方、消費支出は96億2,018万円余で、前年度より3.3%増となった。主な支出内訳は人件費49億9,107万円余(前年度比103.7%)、教育研究経費35億8,582万円余(前年度比101.1%)、管理経費8億1,516万円余(前年度比107.5%)である。
  • 学納金に占める人件費の比率は63.1%(人件費依存率)、帰属収入に占める人件費の比率(人件費比率)は48.9%である。
  • 学園の総資産額は、前年度より4億1,964万円余減少し486億5,619万円余となった。主な財務内容と財務比率は参考資料のとおりである。
  • 2011年度の主な教育環境整備事業は次のとおりである。
      大学1号館撤去工事 1億1,754万円余
      大学クラブハウス移転整備工事 1億2,856万円余
      大学グリーンフィールドH.I.T整備工事 8,347万円余
      なぎさ中学・高校テニスコート嵩上げ工事 230万円
      なぎさ中学・高校図書室・職員室面談コーナーLAN工事 49万円余

[参考資料]

主要財務内容
(単位:百万円)
  2007 2008 2009 2010 2011
学納金収入 7,338 7,274 7,427 7,828 7,908
補助金収入 1,435 1,595 1,501 1,365 1,474
帰属収入 9,412 9,587 9,463 9,846 10,209
人件費 4,796 4,701 4,697 4,812 4,991
教育研究経費 3,239 3,547 3,575 3,547 3,585
管理経費 879 953 774 758 815
消費支出 9,161 9,511 9,208 9,312 9,620
 
施設・設備関係支出 5,611 9,645 998 665 860
 
総資産額 47,165 49,842 49,659 49,075 48,656
固定資産 42,450 46,598 45,878 44,938 44,198
流動資産 4,715 3,243 3,780 4,136 4,458
負債額 7,978 10,579 10,141 9,023 8,014
基本金 46,527 52,354 51,292 51,997 52,989
繰越消費収支差額 △ 7,340 △ 13,091 △ 11,775 △ 11,945 △ 12,347
主要財務比率
(単位:%)
2011年度主要財務比率  
学納金比率 77.5% 学納金/帰属収入
補助金比率 14.4% 補助金/帰属収入
基本金組入率 △9.7% 基本金組入額/帰属収入
人件費比率 48.9% 人件費/帰属収入
人件費依存率 63.1% 人件費/学納金
人件費構成率 51.9% 人件費/消費支出
教研費比率 35.1% 教研費/帰属収入
管理経費比率 8.0% 管理経費/帰属収入
消費収支比率 94.2% 消費支出/帰属収入
帰属収支差額比率 5.8% (帰属収入-消費支出)/帰属収入
自己資金構成率 83.5% ※自己資金/総資産
固定長期適合率 95.8% 固定資産/※自己資金+固定負債
流動比率 178.3% 流動資産/流動負債
負債率 13.7% (総負債-前受金)/総資産
基本金比率 92.5% 基本金/基本金要組入高
    ※自己資金は基本金+繰越消費収支差額



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